いまから ここから

体調が、悪い。
ときは、素の自分に、なれる。

先週は少し睡眠をけずって朝勉したり
珍しく営業で寒風のなかたちぼうけたり
夜のおつきあいで飲酒して、ぐだーと寝てしまったり。

んで、
体調が、悪い。
テキメンに、悪い。
鍼も、灸も、睡眠も、さして。

こういうときは精神のほうは
いたって弱気というか、少欲になる。
もう何もいらない。

たまに調子がよくて、テンションあがって
ガツガツやったりしても
一年の半分ぐらいは、こういう虚弱モードなので

むしろこちらを標準として
日々淡々と生きていくことにしよう。

周りの友人たちは、本当にみんながんばってる。
何者かになろうかと。

でも僕は、残念ながらそんなにがんばることを、続けられない。
時代が時代なら、ここまで生きていられなかったかもしれない。

生きてるだけで、まるもうけ。
他の何者でもなく、虚弱で孤独な自分自身として
できる範囲で精一杯

自分を受け入れて、周りの人にこんな自分と
ともにいてくれることを感謝して、大切にして

両親からさずかったささやかだけどいとおしい生を
まっとうしよう。

何者にもならず
いま、ここで、このときの幸せを噛み締めて
足るを知り、強欲に渇望せず、満たされて。

何者にもならず、何も生み出さず、
歴史に名を刻まず、広く知られることもなく
なるべく誰も傷つけず、誰かのいのちのリレーの
ささやかな、あたたかな、ともしびにさえなれたら。

そんなふうに、わたしは生きよう。