ポテチ すた丼 C型肝炎

敬愛する伊坂幸太郎さんのフィッシュストーリーを読みました。
確かこの映画版の主演は多部未華子さんだったかと。
彼女もCMNOWという雑誌で注目してたのですが、あっというまにスターになっちゃいましたねぇ。

収録作は

フィッシュストーリーは、何とも「らしい」伊坂作品で
とてもカッコイイのですが、私はポテチが好きでしたね。

私もね、私を生まなければ、親は病気にならなかったので
私を生んだときの、血液製剤での輸血で、C型肝炎になり、
肝硬変、肝がんとなりましたから、

なんというか、自分の出自については、悩んだクチでして。
主人公の気持ちもよくわかるなぁと。

まぁ、何があったって、生きてくっきゃないんですけどね。

この間、すた丼の店にあった「強き男たちvol.01」という小冊子に
宇梶さんがこんなこと書いてて

確かに社会を見渡すと厳しいかもしれないが、今までも厳しい時代があった。戦争中や戦後・・・もっと厳しかったはず。だから我慢しろっていうことではなくて、つまり生きるってことは今を生き抜くしかないということ。これはどんな時代でも同じことだと思ってる。今の時代やこの現状を何かと比べて、”かつては・・・だった”とか”未来はこうだ・・・”とか言ったって自分の目の前には絶対に現れない。今在るものが今であり現実だから嘆いてばかりいてはいけない。だからあごあげて前を向いて歩み出すしかないんだ。

ほんとその通り!
「だから、うまくて腹一杯になるものを食べて頑張れ!って
腹一杯食べれるだけでも、ほんと幸せだもんなぁ。

って、すた丼の450gのメシ量に
草食チキン野郎の私が圧倒されたのは言うまでもないですが。。。

ちなみに、C型肝炎の補償なんてですね
大概の人は受けられないんですよ。
原因が特定できないし、説明できないし、エビデンスもないから。

なので今、カルテのない原告団の皆さんが必死になって
闘ってくださってますね。
ほんと、頑張って欲しいです。

薬害の被害者になるとですね
国も、企業も、経済も、資本主義も、嫌になりますけどね

それが我々の生きる、不条理な世界なんだなって、
受け入れて踏ん張るんしかないんですけどね。

そんなこと、お袋には、言えませんでしたけどね。
苦しみながら、死の直前まで、恨んでましたから。

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